スペース2倍だからと、単に内容をつめこんだだけの「ダメイシ(ダメ名刺)」が、どんなふうに改良されたのか…
さっそくみていきましょう。
改良例といっても、いま見ると「まだまだ若いのぅ」と思えますが…
「お客様からのお申し込みをスムーズに増やす」2つ折り名刺の原点が、これだったのです。
まず、ヨコ型から「タテ型」に変えました。
ヨコ型のときは、写真が4~5点も入ると、一気に目に飛び込んできてしまっていました。
疲れる印象だったんですよね^^;
よりスッキリ、視線が寄り道しないように、と意図しました。
大きく変わったのが、面構成!!
1.トップ面には、お客様となりそうな方への言葉かけのみ
表紙となる面には、名前や連絡先などは一切入れず。
いわゆるターゲット像にむけた、ピンポイントの呼びかけのみ入れました。
ベタですが(でも、ベタでいいのです)…興味関心をキャッチする具体的な言葉を並べています。
そして「詳しくは中面へ」と誘導していきます。
2.最終面に問い合わせ先を一括
反対に、その裏側の面には、いわゆる「名刺」的な、問い合わせ窓口としての情報をまとめました。
パンフレットやチラシなら、最下部にまとめる情報です。
ブログやFacebookページのURLアドレスは、打ちこむのがたいへんなので…
このときは「検索窓」から誘導を。
(現在は、お客様の2つ折り名刺には、2次元バーコードをほぼ標準搭載しています^^;
短い独自ドメインであればそのまま表記も)
3.トップ面から中面へ「見たくなる」導線をつくった
トップ面の呼びかけワードを受けて。
名刺を開いたときの中面には、関心をもった人が「具体的にスノードームをつくるには?体験するには?」とわくわくしてくる要素をちりばめました。
要素とは、写真や説明文です。
実際につくるものや、道具などの写真。
コースや回数、所要時間なども、できる範囲で明記。
わからないことによる不安をできるだけ取り去り、逆に「これならやってみたい!」と思っていただけるような情報を入れました。
4.お問い合わせ・お申し込みへのしかけをつくる
実際にあったご相談をか条書きしました。
「へぇ、こんなこともできるんだ」と気づいていただくと同時に、申し込みへの心理的なハードルが低くなるように意識していました。
5.ターゲット像をぎゅぎゅ~っ!としぼった
これが一番重要な変化です!
1の内容に通じますが、お客さんになりそうな方の属性をしぼり、その対象となる方にだけ向けた構成としました。
「誰でもいらっしゃい」では、何もかもが決まりません。
言葉や色づかい、価格や講座の時間帯なども。
すべてお客様像があるから決まっていくし、統一されていく。
たかが名刺ですが、2つ折り名刺に関しては「お財布に携帯できるパンフレット」と考えてもいいくらいなので、しっかり練ったコンセプトが絶対必要とわかったんですね。
その後、協会ビジネスに距離を置きたくなって、スノードーム講師はわりとすぐにやめてしまったのですが…
この名刺に変えてからは、よくもらっていただいたのか、今手元に残っているのは1部しかありません。
この冬にも、3年くらい前につくったこの2つ折り名刺をお持ちだったのか、「受講希望」と電話をくださった方がいてビックリしました。
…わたしが何もしていない間も、名刺が働いてくれていたということですね^^
というわけで。
すべての試行錯誤が、今の「2つ折り名刺プロデュース」につながっています。
そして、実は。
この改良のキモである、「見たくなる・読みたくなる導線づくり」というのは、売れるための「ある法則」にもとづいた、ひそかに強力な戦略だったんです。
マーケティングを勉強している方なら、ご存知かもしれませんね。
告知文やランディングページの書き方にも通じる、この「ある法則」…
これまで何人もの2つ折り名刺をプロデュースしてきましたが、ほとんど語ったことがなかった^^;
次はこれについて書いてみたいと思います。
この記事が誰かのお役に立ちますよう、いつも応援しています^^
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