「ライターさんだから、小さいころから書くことが得意だったんですか?」と聞かれることがあります。
いえいえ、全然^^;
どちらかというと、書くのは不得手でした。
得意だったのは描く方(美術部でした)。
わたしのライティングスキルは、大学時代に論文の書き方を通じて培ったもの。
ロジカルな書き方というのは、いつからでも、誰にでも身につくものだと思っています。
じゃあ、15年弱ライター業を続けてきて、なにが強みだったのか?
書く能力でなければなんなのか?
それは、「ヒアリング力」「引き出す力」だと感じています。
本質の部分がみえてくれば、あとは形にするだけですから。
以前、ビジネスコンサルタントさんに尋ねたことがあるのです。
「わたしへのニーズがあるとしたら、やっぱり文章講座とかですかね?」
「いえ。その人の本質や魅力を引き出す力がスゴイので、質問講座とかがいいんじゃないですか?」
びっくりしたのを覚えています。
「聴く」というスキルに関しては、そのときまで意識したことがなかったのです。
最近はお請けしていないのですが、確かに、数年前までお仕事の大半は、地域情報誌の取材でした。
取材のアポを入れ、出向き、2~3時間近くお話を伺う。
ほとんどが初対面の方ですし、何年もやっているうちに相手の意図をくむ(しかも媒体の意図に沿って)、懐にとびこむ度胸もついて、おのずと対話の感覚が鍛えられていった面はあるかもしれません。
話は戻りますが。
自分ではまったく意識せずともできてしまうこと。
あたり前のように身についていること。
それが真の「強み」。
だから実は、自分では気がつかないものともいえます。
自分の強みがピンとこないという方は、周囲に聞いてみるのが手っ取り早いかもしれません。
ここ数か月の業務内容練り直しのなかで、わたしがライティングの代行作業より、ひとりビジネスをされている女性向けの、ライティングコンサル(ご相談)に軸足を置いた理由。
それは、この強みを最大限に使っていただき、役立てていただきたい、という思いからです。
「その人の中にある言葉を探す」
これはわたしがライター業をはじめたころから、ずうっとなんとなく軸にしていること。
あ、これ、この方の芯の部分かな?という言葉にあたると、なんともいえない快感というか、あったかい感覚が胸に広がるのです。
これも、強みとつながっていたのかも…と思います。
ご自分の本質に向き合い発信していくことは、ビジネスを大きく加速させます。
そのまま、未来のお客様の心に結びついていきます。
もしあなたに、ご自分やビジネスの全体像について整理できないというお悩みや、ライティングまわりでのお困りがあるとしたら、どうかわたしの強みをうまく使っていただければ…と思います。
0コメント