ビジネスにおいて大切なのは、コンセプトと仕事がまわる「しくみ」づくり。
当たり前すぎることなのですが…^^;
そこをすご~~~く重要視していて、時間をかけても固めないといけないし、つねに見直しが必要だと感じています。
わたしはマーケティングのコンサルタントではありませんが、告知や宣伝など「発信していく」ことは、結局ビジネスのしくみの一部なので、売るためのしくみがどうなっているか、これに絶対的に向き合うことになります。
じゃないと、発信もコンセプトもどこか「いびつ」になってしまうのです。
次の高い商品につながらない、固定化しない…など、お客様も売上も不安定になってしまうのですよね。
なので、クライアント様の名刺、パンフレット、さらには1行の文をつくるにも、
「誰に、何を売っていますか?」
「どんなラインナップのサービスがあって、何をみればわかりますか? お客様は比較検討できますか?」
「商品にも階層はありますか?」
「お問い合わせはどのように(メール? 電話?)お受けしますか?」
「お支払いは現金で当日払いですか、クレジットカードも対応していますか?」
などなど、すべての要素が生きてつながって作用しているか、かなり聞き込んでしまいます。
それが、お客様に安心してサービス購入を決定していただくこと。
自分のビジネスを能動的にまわすための見通しをつけること、にも直結してくるからです。
(なので、ライティングというのは、うまくまとめるだけ、書くだけの作業ではありません。
あなたのビジネスをスムーズに運ぶための総合整理であり、お客様にとっては気持ちよく購入を決めるための水先案内なのですよ)
わたし自身も、現在サービス内容の見直し、しくみの練り直しをしていまして、絶賛しくみ整え中なので、自戒をこめて言うのですが…
ほんとうに、しくみづくりは大事です!
なぜかというと、わたし自身がガッカリしたこんな経験があるからなのです。
それは数年前…
新聞に「こども向け フラワーアレンジメント教室 <体験会あり>」という1枚のチラシが入ってきました。
娘のならいごとによさそう!と思い、早速申し込み、親子で出かけたんですね。
体験会場は公的なスペースで、こども向けアレンジメントのほかに、大人向けの体験もやっていて、ちょっと交錯している印象だったのですが、無事に小さなアレンジメントもできて満足でした。
じゃあ通ってみようか?という話になり、教室の場所やレッスンの時間、コースなどを聞いたのですが…
なんと、なんにも教室の資料がなかったのです(ブログなども)。
忘れてきたのではなく、もとから案内するものが「ない」ようでした。
口頭ではあれこれお伝えしてくださるのですが、検討材料にできそうなアレンジメントのカタログも1冊しかないため持ち帰るわけにもいかず…
体験会の準備で緊張されていたのかなと思いましたが、連絡先などの最低限の情報もないのはちょっと不安。
結局申し込むことはありませんでした。
せっかくの体験会も、これでは次に続かずもったいない…と、ほんとうに残念に思いました。
申し込みを検討する方の気持ちを後押しする、次のステップのご案内や宣伝がない。
「子ども向け」というコンセプトはよくても、ちょっとのことが不信感の芽になって、機会損失になってしまうんだなぁ…と、そのとき切に感じたのです。
結局、しくみというのは「お客様のことをどれだけ考えているか」が、結晶したものともいえるかもしれません。
売上を上げていくには、もっとしっかりと構造化され、練られたしくみが必要になってきますし、ここに挙げた例は、まだ単純なほうかと思います。
ですが、まずは、このような「入り口のしくみ」だけでも、お客様にとって適切かどうかをチェックする姿勢は忘れてはいけないことでしょう。
大事なのですが、意外と「しくみ」という考え方が抜け落ちていることが多いように見受けられるので、書いてみました。
この記事が誰かのお役に立ちますように、いつも応援しています。
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