藤島美香子(おたすけライティング)

「ご相談業」特化ライター。ライティングのパーソナルコーチ。
女性のビジネスまわりのライティングを、コンサルティング、レクチャー、制作代行という形で伴走サポートしています。クライアントさまの状況にあわせて、最善を提案しながら、自力で発信していく「筋力と自信」をつける下支えをしています。
どう発信していけばいいかモヤモヤしているとき。
ビジネス方針や発信について見直しをしたいとき。
真っ先に頭に浮かぶような「かかりつけライター」を目指しています。

*秋田市在住。柔軟な働き方を実践中。 

*地元新聞社デザイ

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【ライティングの7日間メール講座】ビジネスの伝えどころが「見えて」くる思考整理ワーク

【新サービス】取材&整理コンサル 受付中です

かなり久しぶりにこのサイトをいじりました~^^;メインサイトをこちらにうつしてしまったので、お手入れせずに放置状態でした、が…ちらほらと見てくださるかたもいらっしゃるようなので、お知らせを。【パーソナルシート付きで、自信をもって伝えられるようになる!】あなたのビジネスの伝えどころを徹底的に掘り起こす「取材&整理コンサル」というのを始めております。自分のお仕事を伝えるためにはどうしたって必要になる掘り下げ作業と、お客様からのご相談の傾向をふまえて…約2年ほどかけてつくりあげた濃いぃサービスです。▼あなたを取材「ライターのわたしだったら、何を重点的に伝えるか」を整理・言葉化する▼それを分かりやすい形でフィードバックして(あなただけの発信の手引書=パーソナルシートを納品します)、日々の発信やPR活動に役立てていただく▼文章作成の実用的なアドバイスのほか、モチベーション、メンタル面でのご相談もうかがう3~6回のコンサル+パーソナルシート作成のセットです。案内ページでは、実際に納品したパーソナルシートの画像(お客様のものなので、黒塗り部分がありますが)も見られます。書いたり伝えたりする作業は、お仕事しているかぎり「ずっと続きます」。もし「ひとりで心細いなぁ…」とか「本当にこの内容でいいのだろうか?」と自信がもてないときには、おたすけになれると思いますので、ご用命を!

プロフィールにギャップ萌え~した話

経営コンサルタント、起業コンサルタント、デザイナーさん… いろんな方のメルマガを購読しています。これは自分の「お仕事」に近いジャンルですが、むしろちょっと違った分野の方が勉強になるとも思っているんです。同業他社というよりも、まったく違った分野のがおもしろかったり、発見があったりするんですよね。余談ですが、わたしはチラシ収集&分析したりするのも大好きで…自分のお客さま層とも全然かぶらないように思える、電器屋さんとかホームセンターとかのサービスメニュー表なんかも、メニュー作りに応用できないもんかな…と思ったりしながら見てしまいます^^で、分野違いで、楽しみにしているメルマガのひとつに、男性FP(ファイナンシャルプランナー・人物のイニシャルではありません^^;)さんのがあるのです。先日は「とあるFPさんのサービスがすごいよ!」っていう内容のメールが配信されました。そこで、ご推薦FPさんのプロフィールが紹介されていたのですが… 写真は、一見すっっごいコワモテ。真正面を向いたスーツ姿で、四角い、ごっつい印象なんです。ずらずらと経歴、これまでの輝かしい実績が書かれていたのですが… 最後の一文にやられました。「趣味:スキンケア」えーーーーっ、まじ? まじ? のあとに、こみあげてくる笑い(失礼!)けど、これ秀逸だなぁーと思いました。・人と接する職業だから、気を遣ってるんだなぁ~・スキンケアって毎日のことだから、そこが継続できるってことは仕事もマメな人かもって、想像してしまいませんか?プラスにはたらく感情が湧いてきませんか?イケメンだったらスルーしちゃうんですけど、コワモテだからこそのギャップに、一気に好感度アップ!です。たったこの一文で印象に残る、お客様からの突破口ができるって、すごいですよね。メール開封して、しばらく感動してしまいました。これを、自分のプロフィールで展開できたらいいですよね。おしとやかそうにみえて、行動力の権化とか…快活なんだけど、こまやかとか…意外性に人は惹かれたりするので、お仕事にプラスになるような「ギャップ」面を探して記載してみるのもいいかもしれません。わたしも探してみましたが、ギャップというかマイナス面しか思いつきません笑(高いところ、公共交通機関、計算がニガテとか)唯一「おっとりしてみえるけど意外だね!」と言われるのが、ライターになったきっかけ。求人募集もしていない情報誌の編集部に、情熱だけで手紙を送りつけ、バイト採用してもらい、いきなり体当たりでムック本やグルメ本の取材にあちこちかけ回り数稽古した…とかかしら。意外性というより、若さのエピソード?人に聞いてみるのが早いかもしれませんね^^

「A4用紙1枚」にプロフィール文や活動概要をまとめておこう

夏あたりから「プレスリリース」に関するお問い合わせが増えています。プレスリリースとは、企業等が「新商品発表!取材にきてください、記事で取りあげてください!」といった感じに、マスコミにお知らせ・お願いするお手紙…というイメージかもしれませんが、個人として「おもしろい・珍しい活動しているよ!」というときにも、お知らせのために使ってもいいのですよ(お願いするだけならタダだもの^^;)。もちろん、個人で事業をされている方も、です。ご自身の活動やビジネスが、広くニュースや記事で取り上げられて知名度がアップすれば、お仕事に弾みがつくのは想像に難くないですよね^^(ただし! あくまで広告ではないので、活動やお仕事に「社会的意義」や「ニュース性」がある場合でないと取りあげられにくいですよ~)わたしなんですが、①会社員時代は新聞社の子会社で勤務していて、編集サイドとして情報誌の取材・編集にどっぷりつかっていた②会社自体が新聞社のビルに入っていたので、雰囲気がわかる③テレビ局に近親者がいるという実体験があるので、クライアントさまのプレスリリース作成・配布サポート、アドバイスなどもさせていただくことがあります。で、感じていること。みなさんブログやウェブサイト等は、とても熱心に更新されたり、行き届いた手入れをされているんですよね。ですけど、意外と、プロフィールや活動概要を「A4用紙1枚」にまとめられている方は少ない気がします。「ブログやウェブサイトに誘導してみてもらえばいいのでは?」という声も聞こえそうですが…プレスリリースは基本、取材をお願いできませんか?という申し入れをする丁重な「お手紙」ですから、メールでもファクスでもなく、最初はオーソドックスに「紙」で封書でお届けするものだと思っています。(メールやファクスは、即ゴミ箱行き! が多いそうです)現場の記者さんたちは、いつも締め切りに追われていてとても忙しいので…お手間をかけずに、「紙1枚」でパッとあなたのビジネスの概要を見渡してもらえるように、伝えたい要点をおさめておくことが大事。こちらの都合で読んでもらいたくて送るわけですから、それが親切だし、ビジネス上の配慮かと思います。送り方ひとつにも人間性が透けてみえますし、記者さんは「対人間」の百戦錬磨ですからね。そのへんも「みられている」と思うんですよね。(あ、でも、すでに取材された経験があって、記者さんとお知り合いで「この次はメールで連絡くださいね」という関係であれば、この限りではありません)ブログやウェブサイトだと、文字数に限りはないし、写真や動画も入れられるし…気軽にダーッと文章を打ち込んでいっても、誰にも迷惑はかからないし、すぐに訂正もできます(だから取り組みやすいんですよね)。ただ、資料として、タテにいつまでもスクロールし続けないと、お仕事の全貌や人物像がわからないものしかない…^^;のであれば、もったいないです!仕事の入り口は、けしてウェブ上だけではないので。紙モノには、文字数(スペース)に限りがありますし、「誰に読んでもらうのか」「そのために、どこに力点を置いて伝えるか」という情報の取捨選択が必須になります。この作業には時間がかかりますが… せっかくウェブ上に詳細な情報を出しているのですから、もう1歩手間をかけて「A4の紙1枚」にまとめて、いつでも提出できるようにしておくと、さらにチャンスは広がると思います。繰り返しになりますが、仕事の入り口は、けしてウェブ上だけではないので^^いつでも紙という実体のある状態で、すぐに手渡しできるように準備しておきましょう。

わたしの仕事はなぜ時間がかかるのか

わたしの仕事は、というか書く仕事は、それなりに時間がかかります(なので金額的にも…)。ウェブコンテンツ全体ならともかくですが、ペラモノ名刺ひとつ、キャッチコピーひとつでも、数時間でできるものではありません。なぜなら…単なる「作文」ではないからです。クライアントさまのしゃべったことを、体よくカッコよくまとめるだけの「飾り文」でもないです。あなたのビジネスを伝えるためにジャストフィットな手段と言葉、お客様の心をつかむ「道具」を磨いてつくっているのです。パッと見数行の、肩書きやキャッチコピーを生み出すにも、「ビジネスや活動の全体像」をすべて把握していなければなりませんから、どうしても時間がかかるのです^^;スープの作り方でたとえてみますね。スープの材料は、あなたのビジネスに関する「思い」や「理念」、「サービス詳細」などなどです。これを、ありったけ大なべに入れて煮込み…よくよく煮込まれたのちにできあがるエッセンス、澄んでいてきれいだけど味のしっかりついたスープが、キャッチコピーにあたる感じでしょうか。しかもそのスープを、あなたのお客様がほしがる形で「もうひとひねり」してお出しするのです。冷製仕立てを好む人、あったかくなきゃダメという人、ゼリー寄せがいいわという人…見込まれるお客様の趣向まで考えたうえで、やっと「これ」という言葉が決まります。単純に、あなたのビジネスに関することを聞いてまとめるだけでは、売る・つなぐための道具にはならないのですよね。わたしはこんなふうに考えています。「あなたのビジネスで幸せになる人を、ひとりでも多く増やしたい」そのためには「売り込みではなくご提案型の、共感や信頼を届けてお客様の心を動かす文章をつくる!」そのためにわたしがヒアリングして、掘り出す項目が最低限6つあります。これだけは、必ず整理、把握が必要なんです。これをもとに、必要なことを文字化していくのです(逆にないと文字化できない)。あなたのビジネスを伝えるための6つの要素●今のビジネスに至るまでのストーリー(経験・経歴など)●理念、軸となる思い●ビジョン、ライフスタイル●サービスの詳細●お客様像、お客様の特徴(お客様の感情、欲求の掘り起こし)●お客様に提供している価値、ベネフィットこの整理のためのヒアリングだけでも、けっこう時間がかかります。2~3回お話しして、やっと形がみえてくることもあります。まとめていくにも、再考、熟考をくり返しますし…キャッチコピーだけでも平均30くらいは書きます(これでも少ない方ですね、多分)。チラシやパンフレット制作になると、キャッチコピーだけではなく写真やイラストとの兼ね合いを見ながら、文章を足したり引いたりするので…時間も労力も、どうしてもかかっちゃうのです。そして、とくに大事な下の2つの要素。「お客様像」と「自分が提供している価値」。これが、頭から抜けている方も多いです。ヒアリングで質問してみて、初めて考える方もおられます。自分の思いはあふれるほどあるのですが… あくまで商売は「相手」があってのこと。この視点が抜けた状態では、どんなに書いても相手側に響かないし、マッチしませんよね。とにかく「何か販促ツールをつくらなければ!」と焦ってしまうことが多いのですが、せっかくめぐりあわせがあっても、不幸なマッチングになってしまったらとても残念ですwこの部分が抜けている場合は、この設定から全部いっしょに整理していきます。長~いおつきあいをしながら、「伴走する」こともしばしばあるんです。なので、よくネット広告であがってくるような「1文字○円」の仕事は、申し訳ないですがわたしにはありえないです。その○文字にするまでの言葉の取捨選択がキモですし…文字以外の空白は、目には見えない文字と仕事でびっしり埋まっているんです。なかなかライターや制作の仕事は、理解されにくいので今日はちょっと書いてみました^^;仕事が早くない言い訳に聞こえてしまうのかもしれませんが、どうしても「練る」時間は必要で、いつも全力で取り組んでいる結果ということだけは伝わるといいなと思います。