たまに、ブログの代筆をご相談されることがあるのですが…
丁重に、丁重にお断りしています。
理由は「ご本人が書いた言葉じゃないと響かないから」。
なんていうか、それが「ことだま」の力っていうことなのか…
読む人に、伝わってしまうんですよね。
どんなに上手に書いたとしても、実像とのズレみたいな、その人らしくないちぐはぐした感じが…
それが、読む人の不信感につながるのも怖いです。
プラス。
情熱をもって始められたビジネス、伝えたいことは胸の中にいっぱいあるはずなのです。
それだけに。
どんなに体裁が整った文章でも、どこかサイズの合わない服を着ているような違和感がつきまとうと思いますし、継続していく作業なので、何よりご本人が気持ち悪いんじゃないかなと思うのです。
情報誌の記事、パンフレット、チラシ、プロフィール、プレスリリース。
作成してきた回数分、人と向き合ってインタビューしてきました。
ライターになりたての20代のころから、いつも一番気をつけてきたのは「その人の心から出た言葉をひろう」こと。
その人からしか引き出せない言葉、これを神聖視してきました。
(これを引き出せたときは快感!)
「どんなに拙くても、ご本人の言葉が一番パワーがあって自然で伝わる」
それを肌で感じてきているんです。
情報誌の記事やパンフなどの紙モノは、スペースや文字数にきまりや約束ごとがあるので、伝える情報の取捨選択をして、見せ方を意識して書いていくことが求められますが…
ブログは文字数をほとんど気にしなくてもいいし、「これが正解」というものもありません。
その人が書いた言葉の力に勝るものはないのです。
(紙モノと違って、修正もできますし^^;)
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